今回の代々木上原でのおすすめはランチではなくて、物件!
と、いっても売るでも貸すでもなくで、眺める物件!!(笑)です。
代々木上原駅から三菱東京UFJ銀行店舗前の階段をあがり、そのまま急峻な坂道があります。
今回、眺めていただきたいのは、その坂道途中にある歴史を感じる文化住宅の建物です。
ちなみに『文化住宅』とは、大正時代中期以降に流行した洋風生活を取り入れた和洋折衷住宅のこと。(byウィキペディア)
現在は居住されていないようだけど、由緒ある住宅なんだろうな、と思っていました。
が、つい先日、内部公開のイベントがありましたので、その時のレポートを少しご報告いたします♪
建物は昭和初期のモダニズムが特徴の2階建て文化住宅「旧中村邸」で、その当時の当主は写真家「中村利一」さんだったそうです。昭和初期に高価な写真機をもっていること自体から、その当時はかなりの上流なご家庭だったのではと想像されます。
公開された内部も、その期待を裏切らないような立派な応接間がありました。
個人の住宅ではなく、まるで洋館かと思うような重厚な雰囲気です。階段も踊り場の天井が高く、洋風な感じです♪
でも、さすが和洋折衷の文化住宅、1階は古風な和室、縁側、お庭と和風で、落ち着いた間取りでした。
戦前に小田急線の鉄道が郊外へ延びはじめ、代々木上原も小田急とともに住宅地として開発され、その当時の文化住宅が建てられたのは至極当然のこと。逆にいえば、この文化住宅は代々木上原の発展の初期から街の歴史の原点のような存在のひとつかもしれませんね。
不動産屋としては、このままで賃貸したらいくらになるかしら、、、などど、不謹慎な妄想を膨らませたりw
ですが、この「旧中村邸」は惜しくも2016年12月の年末に解体されるそうです。
内部公開はされていませんが、近くを通る際には昭和初期に思いを馳せながら歩かれるのもよいかと思います☆
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PM部 事務 F